婚活ラスプーチンです。
今回は恋活アプリWith(ウィズ)はガチで出会えるか?
実際に会員登録して使ってみた私が実情を暴露します。
Withというのは…と一緒に、…を連れて、といった意味。どこかカップルを予感させる縁起の良い名称です。
パッと見はどこにでもある量産型恋活アプリですが、あのメンタリストDaiGoがアプリに協力しています。
※メンタリストDaiGoという人物は、私も詳しいわけではありませんが説明すると、大学や企業に招かれるほどの心理学のスペシャリストです。
そのメンタリストDaiGoが心理学に基づいて色々やってくれるらしい。
よくわからんが面白そうだ!
しかし、本当に出会えるのか?
いくらユニークでも出会えなきゃ意味がない。
使い勝手や料金についても気になるところです。
このWith(ウィズ)はクソアプリか神アプリか?
有料会員登録までした体験談をあなたにお伝えしましょう。
恋活アプリWithの運営会社を調べてみた
Withは一部上場企業である株式会社イグニスが運営しています。
東京都渋谷区の恵比寿ビジネスタワーにオフィスを構え、スマホアプリの開発や運営を行っているとのこと。
2010年に設立され、2011年に大きな失敗を起こしたが、2012年にアプリをヒットさせて再び軌道に乗る。
2015年に「ぼくとドラゴン」というアプリをヒットさせ、現在も開発と運営を続けているという新鋭の企業です。
2016年3月末時点で社員の平均年齢は30.5歳。
企業ホームページを見てパッと見わかるのは、オシャレなオフィスに私服社員が詰め込まれている様子。
社内は全員私服なアプリ開発運営会社!
世界にインパクトを与えると豪語する経営理念といい、若手を中心にバリバリで邁進する企業というイメージです。
そんな企業が作り上げた恋活アプリのWith。
果たして本当に良いサービスなのか?
恋活ブームに乗ろうと適当に作っただけなのか?
これより化けの皮を剥いでいきます。
実際にWithに無料会員登録してみた
ガチで恋活できるかどうかは参加しなければわからない!ということで、婚活ラスプーチンが潜入してみました。
Withに乗り込もうとしたらさっそく第一関門。Facebookアカウント(友達10人以上)を要求されます。
事前にこれを用意しなければ登録できません。
しかし、あれば話は早い。
簡単な入力をパッパッパっと行い、3分足らずで無料登録完了です。
これでWithに参戦できるぞ!
注意点を挙げると、デフォルトのニックネームがFacebookの名前になってしまうので、バレたくないなら別名に入力し直しておきましょう。
また、Facebookメイン写真もそのまま反映され、審査が通れば勝手にWithに載せられてしまいます。
変な画像だったらFacebook側で変えておきましょう。
Withへログインすると、異性のガイドさんが出てきます。
コレに従ってドンドン進んでいくわけですが、途中で実際の異性にいいね!を1回送る場面があります。
無料ですが、必ず1人に送らなければなりません。
しかも東京以外の県を最初に設定したのに、東京の人しか出てこないというよくわからない基準。
確かに東京(関東)にはそう遠くないものの、どうせなら県内で選ばせて欲しいと感じました。
それ以上に問題だと感じたのは、強制的にいいね!を送らなければならないこと。
練習させるつもりだろうがこれは勘弁してほしい。
登録したてで自分のプロフィールすら弄っていないのに遠距離の相手からいいね!が返ってきてマッチングするわけがない。
私も最初に送った相手からは足跡すら付きませんでしたし、後に4000人近くにいいね!されていた超人気会員と発覚。
※有料会員限定でその相手が受けたいいね!数(=アピールされた回数)が表示されます。
こんなんワシがマッチングできるわけねー!
せめて最初に詳細プロフィールと写真を設定させてほしい。
不満を感じた一方で、ガイド自体は非常に丁寧に作ってあり、他の恋活アプリと比べてもわかりやすいのが良いポイントです。
※実際の流れを実践してくれる丁寧さ
これなら初めて使ったとしても悩まないと思います。
実際の使い方をもう少し説明しますと、メニューの①さがすを選んで②条件を絞り込みを使い、効率的に異性を検索していくという流れになります。
そして③いいね!ボタンを押せばOKです。
②絞り込みを選ぶと【検索条件メニュー】へ移動し、年齢・居住地・職業・年収などで絞ることができます。
詳細プロフィールや自己紹介、顔写真なんかを見て、マッチングしたいのであれば③いいね!します。
あとはいいね!を返してもらえればマッチング完了です。
先のガイドさんとのやりとりのように、メッセージのやりとりで仲を深めることができます。
よっしゃ!これで自由自在に探せるぞ!
…の前に、このWithの大きな特徴である、メンタリストDaiGoによる性格診断とやらが待っています。
メンタリストDaiGoによる性格診断を受けてみた
超性格分析マッチングという怪しげなキャッチフレーズと共に、メンタリストDaiGoが登場します。
科学的に相手を紹介?本当かぁ~?
話が進むと質問に答えてタイプを割り出す流れに。
すべての質問に答えると性格タイプが割り出されます。
他の会員も同じようにタイプが割り出され、ここから相性の良い相手を探してくれる仕組みです。
しかしざっと検索してみると、開発途上なのかどうにも穴だらけな部分が目立ちました。
・なぜか近隣の県の相手しか表示されない
・Withの特徴のはずがスマホアプリ限定機能になっている
特にブラウザ版では診断してもらったタイプが、自分も相手も一切どこにも表示されないという謎の仕様。
当然、相性の良いタイプを検索することもできません。
性格診断がウリじゃなかったのか?
ブラウザ版では相性タイプの存在感はまったく無く、そこいらの恋活アプリとなんら変わりませんでした。
他にもスマホアプリと比べてブラウザ版は超冷遇です。
案内されるべきアドバイスがブラウザでは無かったり、性格分析や攻略指南も未対応なのか表示されません。
どういうことだ?ウリにしているんだからブラウザも対応するべきじゃろう!これは本当にやる気があるのか?と疑ってしまいました。今後のアップデートに期待しましょう。
「好み」機能で趣味や共通点が簡単にわかる
Withには好みという機能があります。
あなたの趣味や性格に関するカードを選ぶと、それをプロフィールに反映させることができます。
カードが見つからなければ自分で作ることもできます。(審査あり)
これは大手アプリのペアーズでも取り入れられているものです。
自分がどんな人間なのかを相手にアピールしたり、マッチング後の会話のタネになったりと役に立ちます。
メッセージで何を話していいのかわからない人は、ここからいくらでも質問や話を広げられるので、実はメチャクチャ大事なツールだったりします。
にも関わらず、実装していない恋活アプリも多いので、Withはこれがあるだけで個人的に評価したいポイントです。
カードを加えた分がそのままアピールポイントになるので、20個でも30個でもとにかく隙間無く埋めるのがコツでした。
相手から積極的に質問される可能性も高まります。
プロフィールや自己紹介、顔写真も大事ですが、やるならこれを可能な限り入れておくことをオススメします。
マッチング後のやりとりからは有料会員になる必要がある
多くの恋活アプリ共通項ですが、男性会員はマッチング後のメッセージは有料です。
無料会員でできるのは最初の1通目の送信だけです。
2通目以降の送信は有料になります。
また、相手から1通目が送信された場合、開封するには有料登録しなければなりません。
これはどうにかして無料でやりとりできないか調べましたが、1通目からLINEのIDやメールアドレスは貼れないため、どうあっても課金しなければ次の段階へは進めません。
マッチングしたので有料会員になってみた
※1ヶ月コースで登録完了!
Withでプロフィールと写真を載せたらいいね!が届いたので、実際に有料会員となりしばらく活動することにしました。
月額会員の料金は1ヶ月コースで2,800円(税込)
1週間コースというお試し版もありました。
その他の料金については以下の通り。
※料金は全て税込み
有料プラン | 料金(クレジットカード決済) |
---|---|
1ヶ月プラン | 2,800円 |
3ヶ月プラン | 2,600円(一括7,800円) |
6ヶ月プラン | 2,300円(一括13,800円) |
12ヶ月プラン | 1,800円(一括21,600円) |
1週間プラン | 1,300円 |
他に人気の恋活アプリと比較するとペアーズは1ヶ月3,400円、Omiaiは3,980円、Matchは3,980円なので、Withの月2,800円はかなり安めの料金です。
有料化すると2通目以降のメッセージ交換ができるようになり、相手が受けているいいね!数も閲覧できるようになります。
しかし、私が有料会員化した途端、新たにVIP専用プランというものが出現しました。
VIP専用プラン?いきなり出てきたぞ…
これは月額2,800円(税込・クレカ決済価格)で追加できるオプションで、以下の機能が使えるようになるというもの。
・すべての足あとを見れる
・毎月のいいね!数追加が30→50に
・検索で上位に表示される
・メッセージ既読表示の追加
・初回メッセージ優先審査
・オンライン表示を隠せる
有料会員登録したらやっと表示されるのはどうかと思いましたが、入ればメッセージ既読やいいね!数の増加と便利なサポートが得られます。
…ここでふと気付いたのですが、有料会員・VIP専用プランの内容はペアーズの有料会員・プレミアムオプションと全く一緒です。
遠慮せずにぶっちゃけると、先の共通点機能といいサービス内容といい、Withはペアーズを丸パクりしたようなアプリです。
恋活アプリなんてどれもこれも似たようなものですが、ここまで被っているのは他にありません(笑)
オリジナルはメンタリストDaiGoが出るくらい。
本当にそんな感じです。
しかし、これが悪いことかどうかはともかく、最大手のペアーズを真似るのは間違いでないと思います。
ジャンルに限らず誰が最初に始めたかわからないような、紙一重のアプリなんて世の中にたくさんありますからね。
ゲスい考え方ですが、ユーザーからしたら人が集まればいいんです。
誰もいなきゃ彼女彼氏もできません。
肝心の登録者は多かったのか?少なかったのか?
このようにサービス内容はペアーズと酷似しているWithですが、肝心のアクティブな登録者数についてはどうだったのか?
最大級恋活アプリのペアーズを模したサービスなら、活動人数もそれなりに多く賑わっているのでは?と、期待して調査してみたところ……
残念ながら登録人数については違いました。
ログイン3日以内
年齢問わず
この条件で絞ってペアーズとWithで検索したところ、ペアーズは27,722人、Withは5,951人ヒット。
地域を東京から大阪に条件を変えてみると、ペアーズは10,720人、Withは2,372人ヒット。
東京・神奈川・千葉・埼玉の関東圏に絞ると、ペアーズは46,299人、Withは11,219人ヒット。
※2017年4月現在
と、ペアーズが4倍~5倍近くリードしていました。
省略しましたが他の地方もそれくらいの差です。
私が実際に活動した時にも、人数が少ないのでいいね!できる相手がすぐにいなくなった印象です。
OmiaiやMatchと比べてもWithはかなり人が少なく、本音を言えばメインで活動するには物足りない規模でした。
Withで異性を探した私のガチな感想
ここから辛口になりますが、正直な感想を話します。
ペアーズを丸ごとコピーしたようなサービス内容なので、とりあえずシステム面は便利な機能が揃っています。
また、アプリ使用中に各所にアドバイスが表示されるので、使い方がわからないという場面もほとんどありません。
作りは丁寧で初心者に優しいアプリです。
残念な点は地方でやってる人が少なすぎること。
東京周りも大手と比べたらやっぱり参加者は少なめ。
ペアーズみたいな大手以外はどこもそうなのですが、関東圏その他都市以外では厳しいものがあります。
ブラウザ版の手抜き仕様も気になる点。
目玉であるはずのタイプ相性の診断結果が表示されないなど、本当にやる気があるかも疑ってしまう部分も見受けられました。
開発に予算を当てていない=やる気がないのか?
さらにスマホと同じデザインで非常に使い辛い。
操作性がクソだからブラウザは独自にして欲しい。
他にも有料会員登録しないとVIP会員プランが出てこないなど…
そんな問題点がいくつか目立つWithですが、アプリがリリースされてからそれなりに経ち、中堅どころのサービスに落ち着いています。
なんだかんだで月額料金は安め。
スマホアプリならブラウザの問題点は出ない。
必要な機能もほぼ揃っていて悪くはない。
個人的には良い点・悪い点を合わせて考えると、可も無く不可もない恋活アプリという評価になりました。
※どうでもいい?追記
メンタリストDaiGoさん、2016年11月30日に週刊文○に過去のJCとの淫行がスッパ抜かれてたけど大丈夫か?
“恋活”アプリwithの信用に微妙に関わってまっせ。
どうしても使うなら他アプリと並行するべし
リニューアルなど、Withで大きな変化が無い限り、今後も中堅アプリとして細々と続く事が予想されます。
なのでメインで活動するのは避けましょう。
どうしても参加するなら並行前提でいきましょう。
プロフィール・写真設定を最初だけ頑張って、あとはちょいちょいログインしていいね!を送り続けてください。
幸い1週間だけ有料会員になれるコースがあるので、良さそうな相手とマッチングしたら1週間コースで登録。
脈がありそうな相手なら1週間以内にケリをつける。(LINEに移行するなど)
すぐにケリがつかないけど手応えがありそうなら有料延長。
ダメならすぐに有料会員を停止して終わり。
これが一番効率的です。
一点集中でじっくりやるのであれば、Withの模倣元であるペアーズをオススメします。
ここは前述の人数比較の通り、とにかく圧倒的な参加者を誇る恋活アプリです。
私もペアーズのおかげで良いパートナーが見かったので、個人的な情も込めて是非あなたに参加してほしいアプリです。
本格的にやる・やらないかはひとまず置いておき、まずは無料会員登録して異性を検索してみてください。